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花仙人の日記

〈 seed of earth 〉地球を自然のままに…

中心に定まる

中心に定まる


駿河の禅の導師白隠のお話を白隠の書いた健康法の本と一緒に以前ブログでご紹介しました。

白隠は26歳の時に、極度の神経衰弱と肺結核になり、あらゆる鍼灸医薬にも見放されるほどの症状がありましたが、治療法を探し求めて出会った京都の近くの白河の山奥に隠棲する白幽仙人から、病を治す秘訣の健康法を教えられて、大病を治すことができました。それから84歳まで健康に生きたそうです。

この健康法である「内観の法」と「軟酥の法」を詳しく白隠がのべたものが『夜船閑話』です。

わたしはこの健康法の名前などは知りませんでしたが、整体の先生が内観の法の丹田の呼吸法を教えてくださり、毎日朝と晩行った結果、白隠のように病院ではどんな治療法も効果がなくお手上げだった病の症状がめきめきと改善していったので、やはりこの健康法はご紹介しようと思い本をご紹介しました。今日はわたしが今も瞑想と同じく朝晩行っている内観の法の丹田呼吸法をご紹介します。



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白幽仙人は、混沌とした闇から光があらわれたビッグバンがあった宇宙の誕生から今まで、全ては陰陽(プラスとマイナス)の二元性の両極が合わさることで生まれてくると話しています。

植物ならば雄しべと雌しべ、動物や人間ならば男と女の精子卵子が合わさることで生まれます。

植物の種も、動物や人間の精子卵子も、光のない闇の中の土の中や子宮の中で、芽が出たり受精卵から細胞分裂がはじまり育っていきます。

まるで混沌とした闇から光があらわれこの宇宙が生まれたように、植物は闇の土の中から光のある地上へ芽を出し、人間は闇の子宮の中から光のある子宮外へと生み出されます。

自分の身近なものからもわかるように、自然界のこの宇宙では陰陽の二元の両極はどちらもバランスよく存在しています。そこから全てが生じます。

このように、闇と光、男と女、善と悪、愛と憎、正と負、などのあらゆる陰と陽の二元性の両極はどちらが良くてどちらが悪いということではなく、両極がともにあるのがこの宇宙の自然なことです。

ですが、どちらかの極に偏ると、バランスが崩れてしまい、不安定となり、それは違和感が生まれます。

天秤を思い出していただくとわかりやすいかもしれません。左と右の受け皿にあるモノの重さが同じくらいだと、天秤は左右のバランスがとれ、中心にある矢印は0の数字をさします。

白幽仙人はどちらかの極に偏るのではなく、その両極の「中心に定まる」ことでバランスは保たれると話しています。


人間も心と身体のバランスを崩した時に病になります。

病を治す(癒す)ためには、崩れたバランスを元の自然なバランスの状態に戻すだけでよいのです。とてもシンプルなことなのです。

真理とは複雑なことではなく、いつもとてもシンプルです。


そして、
白幽先生は人間の身体の上下左右の中心といえば、お臍の指2本ほどの下の身体の内側にある丹田であると話しています。

「人類が生をうけて以来、脈々として永遠につたえられる生気は、臍下丹田に坐してはじめて内臓諸器官は調子よくはたらき、血液は円滑に完全に循環するものである。…」

この丹田は電気の充電器のように、人間が生きるために必要な気を溜めておける場所でもあります。

この丹田に気がたくさん充電されていると、全身に気が満ち渡り循環し、気という電気のようなものによって全身にスイッチがオンされるように、全ての内臓器官はバランスよく働き、血液の循環もよくなり、健康になるため、病は改善されて治ると話しています。

人間の身体の中心である丹田に気がおさまっていると、日本語だと「腹が坐り」身体も心も安定感が出て落ち着きます。

心と身体の「中心が定まる」ことはバランスが保て健康に生きることができるということです。


中心が定まっていない状態とは、
マインド(思考)で頭の中がいっぱいになっていると気は頭にのぼりやすく、足の方になかなか気がめぐらなくなります。それは足の方に血液がまわらなくなり、冷え性になります。

血液というのは腹に渋滞して溜まりやすいので、全身に血液を循環させることが健康になるためには必要になります。

気と血液がどこかだけに偏らず溜まらず、全身にバランスよく循環させることで、完全に本来の健康になると話しています。


軽く身体を動かす運動をすることは大切ですが、病人はすぐには運動をすることはできなくて、安静にしていることの方が大切だったりします。そのような場合、あおむけに身体を寝かした状態でもできる丹田の呼吸法をすることで、丹田に気をたくさん充電でき、血液も全身に循環できます。そしてバランスを自然な状態に戻して中心が定まり病は改善していきます。


丹田の呼吸法〕

○あおむけになって静かに横たわります。目はかるくとじ、両手両足をも適当にひらき、全身すべての力をぬきます。身体のどこにも力が入らないようにします。頭の中を空っぽにして何も考えないようにします。

○静かに鼻で呼吸をします。鼻で呼吸をするのですが、頭頂から息を吸い込むようにイメージをして息をします。

○吸った息をお臍の少し下の内側あたりにある丹田に入れるようにすると、自然とお腹は軽く膨らみます。

○息を吐くときは細くゆっくりと鼻から吐き出します。この時に膨らんだお腹をへこませながら、丹田に溜まった息を両足の親指の先から流し出すことをイメージして吐き出します。

これだけのことを約5分ほど行うだけです。

その呼吸を続けると、丹田に力が満たされた感じをうけ、下腹がふくれた感じになってきます。(中心が定まってきます。)

そうすると足の裏もじんじんとしてきます。

血液がゆったりと全身の隅々までかけめぐり、内臓の働きもよくなります。

丹田呼吸法を行うのは、朝起きる前と夜眠る前にお布団の中で5分ほどでよいのですが、最初はそれより短くても構いません。ご自分のペースに合わせてください。

大切なことは自分の心と身体が心地よいと感じることです。無理で嫌ならばやめましょう。


丹田は「源泉」です。
「源泉」は「本来の自分」です。

光明を得るとは、
この「源泉」である「本来の自分」を『思い出す』ことです。

頭(マインド)で考えて作り出した偽りの自分(人格)という仮面を被って、

「本来の自分(個性)=源泉」を忘れた人は、本来の自分に帰還する方法を忘れ迷い苦しみ病になります。

マインドを捨て去り、頭にばかりいないで、丹田(源泉)のある腹を『思い出す』ことを禅は教えます。禅の導師白隠が出会った白幽仙人も同じことを教えます。

「本来の自分(源泉)」を『思い出す』ことでしか、さまよう苦しみはなくならず、病も治らないでしょう…と。


さて、oshoも「中心が定まる」ことの大切さを講話の中でお話しています。そして丹田呼吸法のやり方を話していますので、それを今日はご紹介します。今日はカードの絵がないのでoshoの講話の時のお写真を(-_^)


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ハラ センタリング(腹の中心に定まる)


ハラ(腹)にエネルギーを集中してごらん。

それは、臍の下3〜5cmのあたりだ(丹田)。

人はそのセンター(中心)から生に入って来て、死ぬ時にはそこを通って生から出て行く。

だから、ハラ(丹田)は肉体と魂との間の繋がりのセンター(中心)だ。

もしあなたが、左右によろめくような感じがして、自分のセンター(中心)がどこにあるかわからないなら、それはあなたがもはやハラ(丹田)と繋がっていないことを示している。つまり、あなたはその繋がりをつくりだす必要がある。


○いつ、この瞑想をするか : 夜眠る直前、朝目覚めた直後 
○瞑想の長さ : 5-10分


○第1ステップ〔ハラ(丹田)の位置を感じる 〕

あおむけに横たわり、臍の下5cmのあたり(丹田)に両手を置き、少し押してみなさい。(触るだけでもよい)


○第2ステップ〔深く息を吸いなさい!〕

ゆっくり静かに鼻から深い呼吸を始めなさい。呼吸と共にハラセンター(丹田)が上下するのを感じるだろう。そして、あなたのエネルギー(気)のすべてをそこに感じてごらん。あたかも、あなたがどんどん縮んでいって、ただその小さなセンター(中心)として存在し、とても集中したエネルギー(気)のかたまりになるかのように感じてごらん。


○第3ステップ 〔眠っている間にセンタリングする!〕

第2ステージをやりながら眠りに落ちるのは、効果的だ。そのとき、センタリング(中心に定まる)は一晩中持続する。何度も何度も無意識が去り、ハラ(丹田)にセンタリングが起こる。つまり、一晩中あなたは知らないうちに、いろいろな具合に中心と深い接触を持つだろう。


○第4ステップ〔再びハラ(丹田)とつながる 〕

朝、眠りが去った瞬間、いきなり目を開けないように。再びハラ(丹田)に手を置き、少し押してみて(触ってみるだけでもよい)、ゆっくり静かに鼻で呼吸をはじめ、再びハラ(丹田)を感じてごらん。これを5-10分やってから、ゆっくり起き上がりなさい。

これを、毎晩、毎朝やりなさい。3ヶ月以内に、あなたは中心が定まっているように感じるだろう。 


 
中心が定まっていることはとても重要だ。
さもなければ、人は分裂しているように感じ、1つにまとまっていない。

(頭の中にある声はエゴ(欲)からくるマインド(思考)、腹にある丹田(源泉)にある声は「本来の自分(魂)」の声。

この二つの声が自分の中にあり、二つの声が違う意見の時、人間は分裂したように感じどちらを選択していいのかわからず苦しむ。

内側の声が一つの時は人は苦しまない、中心が定まって落ちついている。)

ジグソーパズルのようで、すべての断片は統一がなく、全体ではない。それはよくない状態だ。

なぜなら中心が定まっていないとき、
人は引っ張られるが、
愛することはできない。

中心が定まることなしに、あなたは人生において習慣的にものごとをやり続けることはできるが、決して創造的にはなれない。

中心が定まっていないとき、あなたは最小限に生きる。最大限に生きることは、あなたには可能ではない。

中心が定まって初めて、人は最大限の、絶頂の、最高の、クライマックスの生を生きる。

そして、そんな生だけが「生きる」ことであり、真実の生だといえる。



センター(中心)が定まると、考えることはしだいに少なくなってくる。

なぜならエネルギーは頭には動かず、ハラ(丹田)に行くからだ。

そこに集中すればすれほど、あなたは自分のなかに規律ができてくるのを感じるだろう。

そしてそれは自然にやって来るもので、決して無理やり押しつけられたものではない。

ハラ(丹田)に気づくようになればなるほど、あなたは生と死をあまり恐れないようになる。なぜならそれは生と死のセンター(中心)だからだ。

一度、ハラセンター(丹田)に調子をあわせるようになると、あなたは勇敢に生きることができる。そこから勇気が湧いてくる。

考えることはより少なくなり、
沈黙がやってくる。

制し切れない瞬間は少なくなり、自然な規律と、勇気、根付いている感覚、しっかりと地に足が着いている感覚がやって来る。 
 


 from osho talks
oshoの講話より
Osho, A Rose is a Rose is a Rose, Talk #18 
Osho, This Is It!, Talk #8 
(Theses titles are no longer available at Osho’s request) 



英語はこちら。

HARA CENTERING

“Concentrate the energy on the Hara, the point two inches below the navel. That is the center from where one enters life and that is the center from where one dies and goes out of life. So that is the contact center between the body and the soul. If you feel a sort of wavering left and right and you don’t know where your center is, that simply shows that you are no longer in contact with your Hara, so you have to create that contact.”


○When: In the night, when you go to sleep/first thing in the morning. 
○Duration: 10-5 minutes.


○Step 1: Locate the Hara 

“Lie down on the bed and put both your hands two inches below the navel and press a little.


○Step 2: Take a Deep Breath! 

“Start breathing, deep breathing. You will feel that center coming up and down with the breathing. Feel your whole energy there as if you are shrinking and shrinking and shrinking and you are just existing there as a small center, very concentrated energy.


○Step 3: Center While You Sleep! 

“Fall asleep doing it – that will be helpful. Then the whole night that centering persists. Again and again the unconscious goes and centers there. So the whole night without your knowing, you will be coming in many ways in deep contact with the center.


○Step 4: Reconnect with the Hara 

“In the morning, the moment that you feel that sleep has gone, don’t open your eyes first. Again put your hands there, push a little, start breathing; again feel the Hara. Do this for 10-5 minutes and then get up.

“Do this every night, every morning. Within three months you will start feeling centered.


“It is very essential to have a centering otherwise one feels fragmentary; then one is not together. One is just like a jigsaw – all fragments and not a gestalt, not a whole. It is a bad shape, because without a center a man can drag but cannot love. Without a center you can go on doing routine things in your life, but you can never be creative. You will live the minimum. The maximum will not be possible for you. Only by centering does one live at the maximum, at the zenith, at the peak, at the climax, and that is the only living, a real life.

“For example, there will be less thinking because energy will not move to the head, it will go to the Hara. The more you think of the Hara, the more you concentrate there, the more you will find a discipline arising in you. That comes naturally, it has not to be forced.

“The more you are aware of the Hara, the less you will become afraid of life and death – because that is the center of life and death. Once you become attuned to the Hara center, you can live courageously. Courage arises out of it: less thinking, more silence, less uncontrolled moments, natural discipline, courage and rootedness, a groundedness.” 
 

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中心が定まる

「腹が坐る」と日本では昔からいわれますが、日本人は丹田(源泉)の大切さをわかっているのでしょうね。

切腹も、絶対に自害できるようにと、丹田にある魂(命の源=源泉)を身体の外側に流し出して完全に死ぬために、胸や首ではなく、下腹を切るのですから…


手術などでお腹を切ったことがある人で、なかなか何年たっても元気がでない場合は、もしかしたら、丹田呼吸法を行うと少しづつ丹田に気が溜まっていき元気を取り戻せるかもしれません。


なんにでも相性がありますので、無理にはお勧めしませんが、わたしには効果があったので、今日は丹田呼吸法をご紹介しました。


わたしの病が改善した主なものは、毎日の朝晩の瞑想と丹田呼吸法です。あとは食事をバランスよくいただくことなど、特に難しいことはしていません。


そして、知識がなかったので、「本来の自分」を思い出すというようなことも全く知らないまま、健康改善のために瞑想と丹田呼吸法を毎日していると「本来の自分」源泉を『思い出し』、「全ては一つ」という宇宙の洪水に飲み込まれるような体験が突然やってきて、自分が宇宙に溶けこみ全てと一つになってしまいました。


白隠やoshoが話していることは、その宇宙全ては一つの体験の後に知ったことですが、体験とピッタリ同じことなので嘘ではないということはわかります。


本来の自分を思い出し、中心に定まることは、心と身体の健康のためには大切なことだな〜と、3度も臨死体験をして長年病に悩まされていたことがあったわたしは実感しています。

わたしは宗教的な意味で光明を得るとかは知識がないためさっぱりわかりませんが…(・・;)、心と身体が楽になれ健康になれるといっぱい楽しいことができるのは確かですから、本来の自分である源泉を思い出すことが至福であるというのはそうだな、と実感しています。


宇宙全てによって今を生かしていただいていることに感謝しながら、
みなさんの健康と至福を祈っています(^-^)

ありがとう!


瞑想と愛 (^-^)  meditation & love


sammasatiサマサティ(正しく想起する  right remembrance)



花仙人



もう一度、白幽仙人と白隠の健康法の本をご紹介しますね(^-^)

前回ご紹介した白隠のカードの「ほう、そうか」の村の娘の赤ちゃんのお話の逸話ものっています(-_^)
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花仙人
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